報道は"状況"の物語性にばかり注目が行っているように感じるのですが、陳光誠氏ら中国の人権活動家が何を求め、何故弾圧を受けているのか?を知らないと、「ああ、中国って怖いところだなぁ…」で終わってしまうと思うのです。良かれ悪しかれ直ぐ傍にある大陸国家であり、我が国の歴史に必ず影を落とす国であり地域なんですから正確に把握したいところです。
まず、陳光誠氏らは決して反政府活動家ではありません。陳氏ら中国国内の人権活動家の方々の主張の中心はあくまで「自国の憲法と法律を政府と共産党は守れ!!」と云うものです。
目指すべき国の在り方と守るべき公民の権利を高らかに謳った法は既に在るののに、まだ憲法も法律も圧倒的多数の公民の手元には届いていない。陳氏の温家宝首相への訴えの切実さは、既にそこにある「光」が不正と不公平に遮られて公民のもとに届かないでいる現実に対するものです。
これが中国のいまの状況であり、中国の人権活動家の方々の多くが目指しているのは「不正と不公平の排除」なんですね。
陳光誠氏の訴えについて一番分かり易く、彼を取り巻く現状と内容が明確なのはニューズウィーク日本語版に掲載されているふるまいよしこさんの「中国風見鶏便り」の記事でしょう。下記からリンクを辿って読んで下さい。
http://www.newsweekjapan.jp/column/furumai/2012/04/post-493.php
あと、いろいろなリンクを通してまとめて下さっているtogetterが下記。参考になりますよ。
あまもー(Siranlre)氏による陳光誠さん事件へのコメント
ぼくは世俗の上に在る共産党と云う決して誤謬を犯さないし誤謬を許さない不可侵性を付与された"教会"を、世俗の下に据え置き直さない限り、つまり政教一致体制から卒業し、政治的多様性をなんらかしらの形で担保しない限り、人権は届かないと思うのです。そうならなければ、公民の権利ではなく、一部の人間への報奨と云う形でしか人権が与えられない状況が続きます。
中国政府や中国共産党を擁護する人の多くは、この後者の「報奨として与えられている人権」を見て、「中国も民主化が進んでいる」と言うのです。アフォか!と。これこそ明き盲と云うもの。見れども見えず、自分に都合の良い部分しか見ない。
経済音痴・交渉ベタの政府関係者が中国政府や中国共産党に擦り寄らずとも、民間企業は民間企業で勝手にそれぞれのリスクを背負って中国で商売しますから、日本政府にはいちいち経済利権をちらつかさられて腰が据わらず筋の通らない振る舞いをしないでもらいたいものです。
どこの国の国民も公正・公平で筋の通った政治を望んでいます。
他人事でなく関心を持ち続けていきたいですね。










































by leny
アイヌ民族について